間取りは何といっても「導線」が肝心
家を建てるとき、1番頭を悩ますのが「間取り」ですよね。我が家も間取りを考えるにあたり、もっとも重視したポイントは「生活導線」の良さでした。
なかでも料理、洗濯などの「家事導線」は毎日のことだから、導線が悪いと住んでからが悲惨なことになるのは目に見えていたので、1番時間をかけて考えた間取りでもあります。
「家事導線 間取り」などで検索しまくり、成功例や失敗例の情報をたくさん集めました。
その情報の中から、自分たちの生活スタイルにあったものを取り入れながら快適に暮らせる間取りをとことん考えました。
実際に暮らし始めてみて、本当に便利だと思った間取り(導線)を紹介したいと思います。
水回りの導線は一直線にすると時短になる
我が家はキッチンと洗面所と浴室は直線の導線になっていて、キッチン、洗面所、お風呂の3つが一直線に並んだ間取りになっています。
しかも仕切る扉はすべて引き戸にしているので、ドアを開放しておけばワンフロアになり、風通しも抜群です。
この一直線の導線が想像以上に便利で、住んでからさらに実感しました。
洗濯機を回しながら、キッチンで朝食の準備や後片付けをしたり、洗濯物を干しながらキッチンの様子を確認することができます。
水回りの導線が一直線だから、移動が最短距離になるので、何をするにしても時短になります。
キッチンの近くにワークスペースを確保
キッチンの背面収納のカウンターにPC作業ができるワークスペースをつくりました。
ここでは料理の下準備をしながら待ち時間にPC作業をしたり、のどが乾いたらお湯を沸かしてコーヒーを飲んだり、冷蔵庫に飲み物や食べ物を取りに行くときも横に一直線なので、移動が最短距離で済みます。
しかも、ちょうどLDKと洗面所の中心になるので、ここに居れば、家のすべてが見渡せます。
キッチンはアイランド型で回遊性抜群
キッチンは回遊できるアイランドキッチンにしました。2方向から回遊できるので、料理を運んだり、冷蔵庫から物を出したりするときも、まったく混雑しません。
また、キッチンの背面収納には吊り棚と引き出し収納を作り、食洗器から食器を片づけるときも距離が近いのでとっても楽チンです。
さらに、パントリーもキッチンの横にあるので、レトルト食品や乾物などもさっと取り出せてとっても便利です。
LDK、洗面所から中庭ウッドデッキに出られる導線
我が家はややコの字型のコートハウスになっていて、1Fのどの部屋からも中庭に出ることができます。
そのおかげで、キッチンから出たゴミを出しに行ったり、中庭のウッドデッキでバーベキューする時にはキッチンからすぐに材料を運べます。
洗面所から洗濯物を中庭の軒下に干したりもできます。
また、中庭で作業したり、遊んだ後、汚れたりしてもそのままお風呂へ直行できるのでリビングの床が汚れずに済みます。
駐車場から中庭ウッドデッキにつながる導線
我が家は駐車場に車を停めると、トランク側から中庭につながる導線になっています。
帰省したときにもらう沢山の野菜を運び入れるときや、大量の買い物をして荷下ろしする時も、トランクから中庭のウッドデッキを経由してキッチンに運び入れることができます。
また、山登りなどの準備で荷物を車に運ぶときも、リビングから車のトランクへ直接荷物を積むことができるのでとっても便利です。
この導線は、大型家具(ソファー)や家電(冷蔵庫・洗濯機)を運び入れるときもめちゃくちゃ便利でした。
間取り・導線で失敗しないためにしておきたいこと
- 家事導線(水回り)を最短距離(一直線)で移動できるようにする
- 間取りの成功・失敗例の情報をたくさん調べて勉強する
- 住宅展示場や完成見学会に行った時に導線をシュミレーションしてみる