家づくり

玄関ドアと外壁を木製にして後悔。たった1年で塗装がはがれてDIY補修してみた結果

木製の玄関ドアと外壁の塗装はがれをDIY補修

我が家は、玄関のドアと外壁の一部はレッドシダ―の木製になっています。
家が建った当初は白いサイディングの外壁とレッドシダ―の木のコントラストが印象的で、ずっと見ていたくなるような素敵な玄関でした。

それが、たった1年で木製部分の塗装が剥がれ、雨染みができて、築1年とは思えないほど汚れて色褪せた玄関に様変わりしてしまいました

家の玄関や外壁は耐久性で選ぶべきだったと後悔

木製の玄関ドアと外壁の塗装はがれ
敷地ギリギリまで家を建てたので、玄関ポーチの幅も狭く、軒もほとんどないので雨が降ると玄関ドアと外壁に雨が直接当たってしまいます。さらに、我が家は西向き玄関なので、西日が当たって劣化が早かったのかもしれません。

とはいえ、まさかたった1年でこんなにも塗装がはがれるとは思ってもみませんでした。
汚れた玄関を毎日見るたび、ため息が出てしまいます。
こんな事なら、木製ではなく、もっと耐久性のある玄関ドアと外壁を選ぶべきだったと後悔しています

家を建てる前は、どうしても憧れや理想を優先してしまい、見た目を重視してしまいがちですが、やっぱり住んでからのことを考えると、耐久性を重視するべきだったと反省しています。

木製の玄関ドアと外壁の塗装はがれをDIY補修

玄関の塗装はがれの件を1年点検の際に工務店に相談したところ、業者に頼むと数万円から数十万かかるといわれ、さすがに1年でそれだけの費用をかけるのはと躊躇してしまい、どうするか迷っているうちに、気付けば3年がたってしまいました。

このまま補修せずに放置し続けると、どんどん劣化してしまうので、3年経ってようやく自分たちで塗装してみることにしました。

玄関塗装のDIY補修の手順

  1. 玄関ドアと外壁の汚れをとる
    ・高圧洗浄機を使って水で洗い流す
    ・乾いた布で水気を拭き取る
  2. 1回目の塗装をする
    ・布に塗料を染み込ませて塗装する(刷毛やローラーを使うとムラになりやすく塗りにくいため)
  3. 2回目の塗装をする
    ・1回目の塗装が完全に乾いたら2回目の塗装をする

1)玄関ドアと外壁の汚れをとる

木製の玄関ドアについた雨染みの汚れや黒カビを落とすための専用の洗剤があるようなのですが、今回は初めてということもあり、とりあえず高圧洗浄機の水だけでどれだけ汚れが落ちるか試してみようと思います。(キレイにならなければ洗剤を使うことにします。)

玄関ドアの補修方法を調べてみると、古い塗料を剥離する必要があったり、色々と下処理が必要なのですが、そういったことはせずに素人がDIY補修したので我が家の方法を参考にしないでください

木製の玄関ドアと外壁に、高圧洗浄機で水をかけてみると、驚くくらい簡単に塗料が流れ落ち、乾いた布で拭いてみると、すぐに布が茶色く染まりました。屋内用の水性塗料を使用したのではないかと疑いたくなるくらいです。これだけ簡単に塗料が落ちてしまうのであれば、1年でこれだけ劣化したのも納得がいきます。

まだらに付いていた雨染みは薄く目立たなくなりましたが、黒カビは点々と残ったままでした。これくらいは許容範囲ということで、専用の洗剤は使わず、高圧洗浄機の水のみで汚れを落として塗装することにします。

2)1回目の塗装をする

塗料はキシラデコールのピニー
我が家の玄関ドアと外壁の塗装の色は、キシラデコールのピニーを使っています。玄関だけでなくウッドデッキにも、このキシラデコールのピニーを使っています。

以前、ウッドデッキを塗装したとき、刷毛を使ったのですが、ムラになってしまいとても塗りにくかったので、今回はいらない布に塗料を染み込ませて塗ることにします。
布を使うと、指先までしっかり力が入るので、隅々までキレイに塗れます。ムラもできにくいので、すぐに塗り終えることができました。

3)2回目の塗装をする

1回目の塗装が完全に乾いたことを確認したら、2回目の塗装を開始します。完全に乾いていないと、1回目の塗料が剥がれてムラができてしまうので、塗料が乾くまで十分に時間をおきました。2回塗装した後は、少しツヤが出てきます。

おそらく、3回目、4回目と何度も重ね塗りすることで、塗装の持続性を高めることができると思いますが、とりあえず2回塗りでどれだけ持続するか様子をみようと思います。

DIY補修した結果:ビフォーアフター

木製の玄関ドアと外壁の塗装はがれをDIY補修|塗装前
木製の玄関ドアと外壁の塗装はがれをDIY補修|塗装後
塗装した翌日、玄関の仕上がりを確認して夫婦2人で感動してしまいました。まるで新築当初のような真新しい玄関へと生まれ変わりました。こんなにキレイになるなら、もっと早く補修すればよかったです。

その後、西から吹き荒れる豪雨があった日でも玄関の塗装が剥がれることはありませんでした。この先どのくらいの間、このキレイな状態が続くのか楽しみです。(ちなみに半年たった今もキレイな状態を保っています)

それにしても、新築した時に業者がどのような方法で塗装したかは分かりませんが、たった1年で塗装はがれが起きたのはどういうことなのでしょうか。自分たちで補修したほうが塗装の持ちがいいのではないかと思えるほどひどい塗装はがれでした。今考えると、これは文句を言ってもいいレベルだったかもしれません。

木製の玄関ドアと外壁は定期的なメンテナンスが重要

今回、自分たちで補修してみて分かった事は、木製を選ぶのであれば、やはり定期的なメンテナンスが重要だということです。きちんとメンテナンスすれば、耐久性も増し、劣化しにくくなります。一切メンテナンスしたくないという場合は、見た目や質感よりも、やはり耐久性のある素材を選んだほうが後悔しません。

我が家では、木製でメンテナンスが必要な場所が玄関のドアと外壁の他に、中庭のウッドデッキがあります。今後は数年に1度、梅雨前あたりに塗装のメンテナンスをして、キレイな状態をキープしたいと思います。

夫婦ともに面倒くさがりなのに、こんなにメンテナンスが必要な木製を選んでしまったことを正直後悔していますが、見た目はお気に入りなのでメンテナンスを頑張ります

そして、家全体のサイディングの外壁も定期的なメンテナンスが必要になってきますが、さすがに自分たちではできないので、外壁塗装の専門業者に依頼しようと思います。