間取り

西向き玄関の間取りは風水ではNG?住んで分かったメリット・デメリット

西向き玄関の間取りのメリット・デメリット

あなたが今住んでいる家の玄関は、東西南北のどの方角に位置しているかご存じですか?

土地選びと間取りは玄関の位置で決まる

実は土地を選ぶときや間取りを考える上で1番重要ともいえるのが「玄関」の場所

なぜなら、道路に面している方角に玄関を作る可能性が高いので、必然的に土地を選んだ段階で玄関の位置がほぼ決まっているということになります。

私たち夫婦の場合、土地選びと間取りを考える上で重要視したことは3つあります。

  1. 北向き玄関にならないこと
  2. 道路幅4メートル以上あること
  3. 土地の形が正方形に近いこと

北向き玄関を避けた理由

私自身、そんなに風水を気にしていたわけではなかったのですが、なぜか昔から、家を建てるなら北向き玄関は絶対に嫌と思っていました。

というのも、「北向き玄関は病人が出る」と聞いたことがあり、実際、実家が北向き玄関でした。
しかも鬼門と言われる北東になっていて、父は癌になり、長い闘病生活の末61歳で亡くなりました。

それに北向き玄関は日中も薄暗く、夏は涼しくていいかもしれませんが、冬はとても寒いです。

さらには、日の当たる南側にリビングや部屋を配置する間取りになれば、水回りが北側に位置する可能性が高くなります。

まさに実家がこの間取りで、トイレ、お風呂、玄関がすべて北側に位置していました。そのせいで、お風呂やトイレに入っていると道路にいる人への音漏れや気配が気になるということもありました。

また、北向き玄関は風水的にも良くないとされています。特に鬼門と言われる北東玄関は避けた方が無難と言われています。

そういったこともあり、北向き玄関はどうしても避けたいと思っていました。

南向き玄関をおすすめしない理由

南向き玄関は風水的にも吉とされていることが多いため人気なのですが、間取りを考える上で注意しておきたいことがあります。

南向き玄関の家の大半がリビングの開放的な窓が道路側に面しています。
その結果、昼夜問わず部屋の中が丸見えになるので、ほとんどの家がカーテンを閉めっぱなしにしています。

また、玄関横に駐車スペースを設けていることが多く、リビングから常に車が見える状態になり、眺め的にもイマイチということで、あまりおススメできません。

西向き玄関をおすすめする理由

北向き玄関にならなければ特にこだわりはなかったのですが、南向き玄関もできれば避けたいなと思いつつ、住宅展示場などをいくつか回り、不動産屋に土地の選び方について色々話を聞いていると実は西向き玄関がおすすめという話を聞くことがありました。

西向き玄関にすると、リビングやキッチン、お風呂など居住スペースの大半を日差しが入る南や東に配置することができるため、住み心地のいい家になるということでした。

その数ヶ月後、たまたま条件のいい土地が見つかり、我が家は、注文住宅で西向き玄関の家を建てることになりました。

風水家相が気になる方は、無料で間取りの作成・相談ができるサービスを利用してみるのもおすすめです。

西向き玄関のメリット・デメリット

西向き玄関と聞くと、風水的にはあまり良くないといったことが言われているみたいなのですが、実際に住んでみると、西向き玄関にして良かったと思えるポイントがいくつもあります。

  • 西側を壁にすれば西日をシャットアウトできるので年中快適に過ごせる
  • 日差したっぷりの南側に開放的なリビングや中庭がつくれる
  • リビングの居住スペースの物音が道路に漏れにくい
  • 中庭から車にアクセスできる導線で荷物の出し入れが楽
  • 窓を開けると北西の風が家の中を吹き抜けるので気持ちいい
  • 西日や雨風が強いと玄関ドアの劣化が激しい
  • 風水ではあまり良くないとされている

今のところ、西向き玄関のデメリットとしては、木製ドアに雨染みがついてしまったことで、その他に気になるところはありません。

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家相や風水などあまり気にしなければ、西向き玄関は本当におすすめです。

西向き玄関はこんな方におすすめ
  • プライバシーやプライベート感を気にする方
  • 中庭のあるコートハウスを建てたい方
  • 家相や風水より、住み心地を重視したい方

家相や風水などは確かに気になりますが、あまり気にしすぎるといつまでたっても家を建てることはできません。

1番大切なことは、その家に住む家族が快適に暮らせることなのではないかと思います。