家を建てたことをきっかけに、断捨離やミニマムライフといった事を意識するようになり、不要なモノを減らし、本当に必要なモノやコトにお金と時間を使いたいと思うようになりました。
そんな「ミニマムライフ」を実現するために、私たち夫婦が実践しているモノ選びの基準やルールをご紹介します。
引越しは断捨離する最高のタイミング
新居に引っ越すときに、ある意味強制的に「断捨離」する必要がありました。
新居に持ち込む荷物が少なくなれば、運ぶコストも減らせるので、できるだけ荷物を少なくするためにも、本当に必要な物をどんどん厳選していきました。
引越しまでの1.2ヵ月は毎週ゴミ出しに追われ、しかも大型ゴミなどは有料のシールを貼らないと出せません。
今はゴミを捨てるのにもお金がかかるんですよね。でも、このゴミの山、以前はお金を出して自分が買ったモノなのです。
そう考えると、「一体いくら捨てたことになるんだろう・・・」と思いました。
その瞬間、今までの「モノ選びの基準」があまりにも適当だったことに気づかされました。
モノ選びの基準がないとゴミが増える
今までのモノ選びは、特に基準があったわけでもなく、欲しくなったときや、必要になったときに買っていたのだと思います。
だから、サイズもデザインも違うプラスチックの収納ケースが何個もあったり、色や形が違うハンガーや何十本もあったり、食器やカトラリーも使う人数の倍の数を揃えていたり。
何年も着ていない服や履いていない靴がいくつも・・・。中にはこんなのいつ買ったっけ?というような存在さえ忘れ去っていた物まで。
いつか使うだろうと思って捨てられずに何年も放置していた結果、いつの間にか不要なモノがどんどん家の中に溜まってしまっていたのです。
大量の不用品を断捨離したことで、とても気分がスッキリしました。と同時に、これ以上いつかゴミになるモノに無駄なお金をかけるわけにはいかないと思うようになりました。
そこで新居の引っ越しをキッカケに、本当に必要なモノしか持たない「ミニマムライフ」を実現するための「モノ選びの基準」を決めることにしました。
ミニマムライフを実現するための8つのルール
まず始めに、モノを買うときの基準を夫婦で話し合いました。
モノを買うときの判断基準として、本当に必要なものかどうかはもちろん、自分たちの気分を高めてくれるものかどうかということを大前提としました。
その上で、不要なモノを増やさないためにもいくつか細かいルールをつくりました。
1)素材や色に統一性を持たせる
ナチュラルモダンな家のテイストに合うように、家具や家電、インテリア雑貨などの素材や色を、ホワイト、ブラック、グレー、シルバー(ステンレス)、オーク(木)の5色に限定し、それ以外のカラーは取り入れないようにしました。
基本的には、モノトーンカラーを選ぶようにして、家電に関してはホワイトで統一するようにしています。
この「素材・色を限定する」だけで、誰でも簡単に部屋に統一感を出すことができます。
2)1年以上使わなかった物は捨てる
捨てるタイミングについては期限を1年としています。1年使わなかったらおそらく3年先も10年先も使う可能性が低いということが新居の引っ越しの断捨離で分かったからです。
使わなかった物でリサイクルできる物であれば、年数が浅いほうが買い取り価格もアップする可能性が高くなるので、捨てる時期を先伸ばしにすることはお金を無駄にしていることになります。
だから1年使わなかったら、できるだけ早く手放すことにしています。
3)必要最低限の数しか持たない
食器やカトラリー、寝具やタオルなどの日用品は「使用人数×使用頻度=必要最低限」以上の数を持たないようにしています。
そのためにも、1度に何個も同じ物を買わないようにして、足りなかったら追加で買うようにしています。
また、景品や貰い物でもらったタオルなどはデザインやサイズがバラバラだったりするので、気に入った物以外は雑巾として使い、捨てるようにしています。
4)物の定位置を決める
我が家の収納場所は、1Fはリビングの大量壁面収納と、キッチンの背面収納、バス・サニタリー収納、トイレ収納の4か所あり、2Fは押入れと寝室のクローゼットの2か所になります。
それぞれの場所で使うものを各収納場所の決まった位置に収納することで「どこに何があるか」が一目瞭然です。
そうすることで物を探す手間が減り、無いと思って買ったら実はあった!なんて無駄な買い物をすることもなくなりました。
また、この決まった定位置に収まる量しか物を増やさないように気を付けています。
5)床に物を置かない
床に物が置いてあると掃除する度にいちいち移動させなければならなかったので、床に物を置かなないようにしました。
その結果、掃除がしやすくなり、時間も短縮できました。また、床に物が置いてあったときに比べて、ホコリも溜まりにくく、見た目もスッキリしていて空間が広く感じるようになりました。
床に物を置かなければならない場合は、なるべくキャスターつきや取っ手が付いているものを選び、移動させやすいようにしています。
6)生活感のある物は見せずに隠す
食品や洗剤などの消耗品のストックは、パッケージが見えるだけで生活感が丸出しになります。
また、細々した雑貨や書類、生活用品なども見えてしまっているとどこか散らかって見えてしまいます。
そこで我が家では無印良品のファイルボックスやポリエチレンケースなどを使って中身を見せずに隠す収納にしています。
7)使用頻度の低い物はレンタルする
年に数回しか着ない冠婚葬祭用の礼服やドレス、スポーツ用品スーツケースなど、使用頻度が低い、もしくは短い期間などの場合は購入しないでレンタルできないか考えるようにしています。
年齢とともに体型が変わり、似合う服やサイズも変化していくことを考えると1着で何年も着回すより、レンタルの方が効率的です。
それに、レンタルにすればクリーニング代の節約になりますし、保管場所の収納スペースも必要なくなります。
何でも購入するという考え方から必要なときにレンタルするという考え方にシフトしました。
8)DMや郵便物はすぐに開封する
ポストの中身は1日1回必ず確認するようにしています。取り出したらすぐに開封し、不要なものはすぐに捨てます。
あとで確認しようと思っているとどんどん郵便物が溜まってしまって、必要な書類が紛失してしまう恐れがあるので、取り出したらすぐに!を徹底しています。
ミニマムライフで心豊かに暮らそう
モノ選びの基準を決めてから、本当に「無駄なモノ」を買うことが少なくなりました。
モノを減らすと収納スペースに余裕ができ、空間が広くスッキリ見えます。
その結果、モノを探すこともなくなり、掃除がしやすいのでいつもキレイな空間が保てます。
そうすることで、心に余裕が生まれ、本当に好きな事ややりたいことに時間を費やせるようになります。
定期的に「断捨離」をすることで、無駄なモノをなくし、自分自身のモノを選ぶ力を磨いていきたいと思います。